こりゃ、大変。

2002年5月1日
時間の性にする訳ではないけれど、10日で芝居をつくるってのは、大変なものね。
だって、本番2日前の今日にして、やっと、大変になって来たんだもの。
最初の時期ってさ、どんなテンションでも、気持ちが新鮮だからさ、純粋に楽しめるのよね。全ての事をさ。
だけど、今日は、その次の段階に入ったような気がするわ。
此処からが、悩んで、悩んで、更に勝負所なのに、明後日本番なのよねー。
うわー、もう、時間ないよ。
って、結局、時間の性にしているわねー。
あらら・・・。
でも、やるしか無いのよね。
やるわよ、勿論、精一杯ね。
今回の目標は、「自分に嘘をつかない事」
色んな意味でね。

立て込み

2002年4月30日
今回の劇団子は、主催がお役所な為に、稽古場が豪華なのね。
なおかつ、劇場と同じ場所にあるから、装置を立て込んでの稽古な訳。
そうなのよ、今日は朝から稽古場に立て込みで、本番3日前にして、装置付きの稽古が出来たのね。
何てゼイタクなのかしら・・・・。
こうまでなっちゃうと、ホント、これからは役者の頑張り次第って事になってくるのよね。
役者は・・・まだまだだなー。
私を含めてね、勿論ね。
ああ、良い作品にしなくちゃね。
あと、2日。

ラストスパート

2002年4月29日
本番迄、あと、3日しか稽古が無いって、さっき気付いてしまったわ。
あまりにも遅めの途中参加の為に、勝手が何時もと違うのね。
不死鳥のときのドウラン負けで、肌はボロボロ、最近の稽古で筋肉痛、青アザは増えるばかり・・・(そういう役なのね)。
でも、心は結構晴れ晴れしているのよね。
私的には、良いテンションで本番にもって行けそうだけど、作品全体のバランスとか考えると、自分だけ良くてもダメだし、私の良いテンションって言ってもたかがしれてるしねー。
兎に角、ラストスパートな訳。
本番迄、気合い入れ直し、だわ。

劇団員

2002年4月28日
役者として、上手く成りたい。
人として、成長したい。
とか、思うのね、何時も。
でも、今日は、劇団の事とか、久しぶりに(久しぶりかよ!)考えてみたのね。
プロデュース公演とかだったら、自分の演技に集中してれば良し、みたいなところもあるわよね、でも、劇団員である以上、それだけではダメなんじゃないか?ってね、ほんと、久しぶりにそう思ったのね。
前はよく、そういう事を考えていたんだけど、自分が周りに口を出す程の実力が無いって、それ程の役者じゃ無いって、そんな事をいうにはまだまだだって思ったから、考えるのを、と言うか、口を出すのはやめたんだけども・・・
そうは、言っていられない状況になって来たってことなのかしらね。
ほんとだったら、言いたく無いのよ、人の演技に対してどうこうなんて、ねー。
でもね、やっぱりそれって逃げなのかしらね?
劇団員である以上、仮にも、その中で、発言し易い立場である以上(悲しいかな、そんな立場なのね)言うべきか、どうなのか?
今、こんな時期に、とっても悩んでしまっているのね。
ああ、歳は取りたく無いなー。
何時迄も、新人でいたい・・・
そんな感じ。
でも、言える人が言わないと、ね、とかね。
何もしないでいて、作品の成長が止まってしまう事を恐れるべきよね、やっぱり。

なので、日記なのに、この場を借りて宣言いたします。
この日記を御覧の劇団員の皆様。
明日から、口煩くなるでしょう、きっと私。
今更、とか、色々あるでしょうけど、最後迄おつき合いくださいませ。

無趣味

2002年4月27日
今日は、劇団子の公演のオープニング映像の撮影の日だったのね。
久しぶりに所沢で、天気も良かったし。
ちょっとした気分転換になったのね。

撮影後は所沢で御飯を食べた後、カラオケでも行く?なんて雰囲気になったんだけども、私は帰って来ちゃったのね。
理由は2つあってね、体力的にって事が1つ。
疲れちゃって、眠くて眠くて、無理だったって事。
そして、もう1つ、精神的にそんな余裕が無かったのね。
カラオケしてる余裕無いよってね。
何だか最近ね、芝居の事しか考えなくなっちゃってさ、これ、どうなのかしら?
本番前のこんな時期でも、カラオケ出来る、そんな精神的大らかさが欲しいなー。
人との会話とかもね、芝居の話意外、あんまり興味無くなって来ちゃって・・・ああ、何か、私、ひきこもってるなー、なんてね、帰りの電車の中で考えちゃったわ。

芝居意外に興味無いって・・・芝居もつまらなくなっちゃうわよね。
いけないなってね、思ってるんだけどさ。
ああ、余りにも無趣味。

考え過ぎかしら?
て言うか、ハンパだから、不安に成るんだろうね。
芝居の事しかって言っても、自分のやっている芝居って意味だしさ。
どうせ、考えるなら、もっと、本気で芝居全体の事を勉強するべきだしね。
よし、今はそう言う時期って事で、もっと、芝居にはまってみよう。
そうしたら、他の事も見えてくるわよね。
きっと。


へたくそっ。

2002年4月25日
久しぶりに稽古場でビデオを撮ってみたのね。
ああ、情けない。
自分のやっているイメージと実際の見え方のギャップにショック・・・。
まあ、お前、バカ、もっと何とかならんのかい!なんて、ビデオにつっこみつつ・・・ね。
自分のへたさ加減を再確認しちゃったわよ。
うーん。
今回の役、むずかしいんだよねー。
まあ、何時もむずかしいんだけどさ。
本番迄、あと1週間かあ。
うわ〜。

疲れ

2002年4月24日
不死鳥の疲れが、今になってやってきたわ。
今日の稽古は、身体が重くて重くて、何か私に取り付いてるんじゃないかしら?って感じだったのよね。
でも、身体が重かったのは、疲れだけでも無い気がするわねー。
なーんか、ぬるいのよ、稽古場の雰囲気が、その雰囲気に飲まれそうになるくらい、ぬるいパワーが充満していて、とても危険な状態なのね。
いかんいかん、周りの性にしてはいけないわね、今日の稽古は私も、テンション下げている一員になってしまっていたわ。
気、入れていかんとね。
なにやってんの?しっかりしろー!
よしっ。

帰宅

2002年4月23日
やっと、劇団子の稽古に合流出来たのね。
稽古場についた途端、懐かしい雰囲気に思わず顔が綻んじゃったわ。
外に出て始めて分かる有り難みってやつね。

でも、笑ってばかりもいられないわね。
本番迄、時間ないっちゅーのね。
ああ、間に合うのかしら?私。
忙しくなりそうだわ。

あー、終わった。
千秋楽だから、とかは、何時も考えない様にしているんだけど、それでも、このメンバーで、芝居をする事はもう無いだろうし、私がワンダーランドにこの先出演するかどうかなんて事も分からないから、ある意味で「終わり観」は何時もよりはあったわね。

1日経って、その終わり観が倍増しているんだけどさ、寂しいわよ、勿論、でも、その反面、落ち着いた気分になれてホっとしているのも確かね。
この開放感は何なのってくらいね。
やっぱり、色々あったしね。大変だったのよ、今回は。
あと1ヶ月とかあったら、潰れてたかもしれないわ。
ほんと、正直な気持ち、ホッとしたわよ。

そして、落ち着くと、反省も色々出て来るわよね。
稽古で、あっぷあっぷしていた事とか、本番で出し切れなかった部分とかね、うーん、反省、でも開き直って言うと、あれが私の限界だった気もするわー。
うわー、限界狭すぎ・・・
ま。挫けないけどさ。

何か、今迄よりも、自分や周りが良く見えて来た気がするのね。
それが何よりの今回の良かった事かしらね。
自分の今の実力と、芝居の難しさと、やっぱり、自分は芝居が好きなんだって事、などなど。
やっぱり、やめられないわ。
上手く成りたいな、うん。
て事で。

そんなこんなで、今日は待ちに待った、美輪さんの「葵の上・卒塔婆小町」の日だったのね。
きゃー!ってくらい素晴らしかったわ。

そして、明日から、劇団子へ復活。
本番迄10日間。
うひゃー。

4日目

2002年4月20日
今日は唯一の2ステージの日だったのね。
久しぶりに昼から芝居って事で、気合い入れていかないとな、なんて思って、朝からお弁当をもりもり食べてみたりしたのね。
結果は、昼の回は・・・うーん、それはそれ、って感じだったかしらね。
悪くは無い、でも、何だか何時もと明らかに違う空気が舞台上に流れたのよね。
でも、本当に、それはそれで、ありだな、とは思えたのね。
何時もだったら、全然ダメだった、とか言っちゃうのかもしれないけど、今回の公演に限っては、どの回もそれなりの良さがある様な気がするのね。

そんな事を言いつつも、やっぱり、どっちが乗れていたかって言っちゃうと、夜なんだけどね。
でも、自分に嘘をついて、作り物の演技をするよりも、自分に正直に、芝居を壊さない程度に、その時なりに、って言うのが、今の自分にあっている様な気がするのよね。
だから、今回の公演はそれを、良しとするの。

さてさて、そうこうしている内に、明日はいよいよ千秋楽だわよ。
ああああああ。
長かった。
途中、死ぬかと思った瞬間も度々・・・
でも、終わりを真近に迎えると、それも、また、良い経験だった、なんて思えてくるのよね。
いやいや、まだ、終わってない訳だから、振り返るのはまだ早いわよね。
あと、1ステージ。
良い舞台にしたいわ。
よーしっ!

3日目

2002年4月19日
早いもので、中日を迎えてしまったわ。
今朝は、昨日の酒が残っていたのか、軽い頭痛と共に起きたのね。
でも、何だか、気分は良くて、劇場迄、歩いて行ったのよ。
今日は、良い芝居が出来そうな気がする、なんて、そんな気分で、劇場迄30分、天気も良かったし、良い運動になったのね。
そして、女子楽屋に一番乗り、早め好きの私としては、更に気分が乗って来たのね。
早く着いたからって、何時も通りにアップするだけなんだけど、人が少ないとさ、集中出来るのよね、私の場合はね。

別に、乗り乗りって訳では無かったんだけど、こう、フツフツとね、テンションが込み上げて来て、良いタイミングで本番を迎えられたわ、今日は。
何時もこうあって欲しいものだけど、そうは行かないものだから、明日はどうなるのかちょっと不安だけど、でもね、明日は明日よ。
今日のステージは、私としては良かったんじゃないか?と思うんだけど、実際はどうなのかしら?
そういう時って、観てる側としてはいまいちだったりもするからね。
まあ、良しとしよう。
もう、強気に行くわよ。
だって、あと3回しか出来ないンだもんね。
それ考えちゃうと、切なくなったりもするけどさ、悔いの無い様に、精一杯やるわ。

2日目

2002年4月18日
今日は、劇団子のメンバーが観に来る日だったのね。
凄い楽しみー、とか、面白そうだねー、などなど、色んなプレッシャーを前にかけられたから、何か、別の意味での緊張感があったわね。

まあ、それはそれよ、良い公演を目指す、と言う事は変わらない訳だからさ、誰が来ようと、私の目指す所は一緒なのよね。
素直に、怖がらず、思いっきり解放する事。
・・・今日はそれが出来たんだろうか?
昨日の自分とは何かが違うのは分かったんだけど、それが良い方向なのか、そこまでは分からないなー。
頭悪いんだろうな、ホント、私。

でも、頭、悪いなりにやるしか無いのよね。
弱気になっている場合では無いわね。
より良い舞台を目指して、ファイトッ。

初日

2002年4月17日
遂に、初日が明けたわよ。
ほんと、稽古中はどうなる事かと思っていたけど、何とかギリギリのラインで、自分の初日は出せたんじゃないかしら?
うー?
そう思わせてって感じかしらね?正直言うと。

それにしても、あの、初日が始まる瞬間の緊張感は何とも言えないわね。
もう、凄く恐いんだけど、でも、やるしかなくて、どうにでもなってくれ、みたいな感じね。

あー、でも、やっぱりお客が入ると違うわね。
気持ち良いなー。
これだから、やめられないのよね、なんてね。

あと、5ステージ、もっと、自分の色んなモノを出して行きたいわ。
まだ、何かを怖がっている自分がいるのよね。
そんな必要ないわよね。
もっと、解放!って事で。
ね。

ゲネ

2002年4月16日
今日は、転換稽古の後、ゲネプロがあったのね。しかも、1回めの。
明日も本番前にゲネがあって、それは、公開ゲネなんだってさ。
うわー。ゼータク。
色々試せて良い、って気持ち半分、もうやっちゃおうよ本番、って気持ち半分・・・

いやいや、やっぱり、もう1回稽古が出来ると思うと嬉しいわ。
なにせさ、初日だからね、もう。
いよいよ初日よ。
きゃー。

色んな人から、色んな事を言われるのは、芝居がつまらないからだよ、ってね、帰り際に作者のS氏に言われて、かなり今、落ち込んでるんだけど・・・
ねえ?
つまらないって・・・あんたも言うねー、って感じですわ。
まあ、否定しがたいわね、今のままでは。
だから、今から、もう1回、練り直すわよ。
どう言われてもさ、結局は自分なんだからね、やるのはさ。
人に言われて、そこからどうやるかは自分次第なのよね。
最後迄、食い下がってやるわ。
諦めないわよ。

小屋入り

2002年4月15日
本番2日前に小屋入りなんて、何て幸せなのかしら。
楽だわー、かなり・・・
今日は、小道具や衣裳の手直しで過ごしているうちに、舞台上の立て込みが終わっていたって感じで、こんなに楽して良いのか?と思っちゃったけど、やっぱり、男手が足りている所だと、こんなものなのかもね。
稽古を全くしなかったから、全部抜けてしまった様で恐いけど、でも、今の私にとってはそのくらいが良いのかもしれないわ。

今回の私の課題は、邪心を取り払う事なのよ。
素直に芝居するっていうか、何ていうか、綺麗な気持ちで、とでも言うのかしら?
新鮮な感情で?そんな感じ。
当たり前って言うか、基本的な事なんだけど、それが、最重要課題なのよね。
この歳にして、やっと、その大事さが分かったのよ。
恥ずかしいわねー。
でも、恥はかきすてって事でね。
もっと恥かいても良いから、良い舞台にしたいわ。
さあ、明日は、とうとうゲネだわよ。
素敵な装置も出来た事だし、張り切っていきましょっ。

明日は小屋入り

2002年4月14日
稽古、終わっちゃったわ。
顔合わせから、2ヶ月、早いものねー。
演出の先生にダメを出され続けて、分かるんだけど出来なくて申し訳なくて、またその出来ない自分が歯がゆくて・・・まだ、もがいてるわよ。
でもね、何となくなんだけど、見えて来たのよね。
初日迄、あと2日しかないけど、まだ2日あるって事でね、どこまで進めるか・・・勝負だわ。
明日は小屋入り。
何だか、何時もの小屋入りとは違った緊張感があるのね、勿論、環境ががらっと違う性でもあるんだけどもさ。
この緊張は何かしらね。
・・・・・・
えーい、何でも良いわ。
兎に角、やるしか無いのよ。
うん、よしよし。

浮き沈み

2002年4月13日
昨日はね、日記も書けないくらい凹んでいたのよ。
いやー、ホント凹んだ。
芝居するのが恐く成ってさ、泣きそうだったもんね。
でも、泣かなかったんだよね。
って事は、まだまだ、私の悩みも浅いってことなのかしらね。
いやいや、兎に角、昨日は辛かった。
色々と反省しまくりの夜を過ごしたのね。
そして、今日の稽古は、メチャメチャ緊張したわよ。
でも、悩んだ性なのかどうなのか、今迄よりかはちょっとは楽になったかな。

あーあ、芝居って、難しくて、辛くて、でも楽しくて、ほんと、どうしましょだわよ。
何だかんだで、稽古はあと1日。
勝負!だわね。

ダメ出し

2002年4月12日
ダメ出しってさ、されないと不安になるけど、されても不安になるわよね。
まあ、でもダメを出してくれるだけ有り難いと思うようにしているけどもね。
自分の芝居がダメなんだけど、自分の人生そのものがダメな気分になってくるのよね。
ああ、でも、それに近いかなー。
芝居がダメって事は、取り組み方がダメって事で、でも私はそれで良いと思ってやっていた分けだから、その考え事体がダメって事なのよね。
て事は、今迄の私の芝居作りの取り組み方が間違っているって事で・・・
なーんてね、色々凹むわよ。
くそっ、悔しいわー。
言われてる事が自分で納得しちゃうから、また余計にね。
負けない。負けないわよ。
直してみせるんだからっ。

当たり

2002年4月10日
考えて、考えて、よしこれでやってみよう、ってな感じでの日々の稽古。
その結果、これだ、って感覚がまだつかめないのよね。
いや、大体は分かるんだけど、自分でこうやれたらいいなって考えているふうには、なかなか出来ないものなのね。あーあ。
まあ、出来たって思っちゃうのも恐いけどね。
今の自分の技術にしては、かなり手強い役をやってるのよね。
今のままだと、自分の役が可哀想なくらい・・・
ホント、ごめんねって感じなのよね。
でも、まだまだあるのよ、時間はね。
諦めないわよ。
絶対に当たりを出してやるんだから。
よしっ。

2002年4月9日
今日の稽古から、音が付き始めたのね。
いやー、良いね。
音が入った途端に良い意味で乗せられてしまうもの。
ま、ホントは音が無くてもその雰囲気を出さなくちゃいけないんだろうけどもさ。
演出の先生が、「音が入ると、芝居が甘く成る」ってぼやいてたけど、それも一理ありだわね。
稽古場での稽古もあと5日、うひゃっ!
頑張らんとね。

< 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索