3日目

2003年7月12日
とうとう、折り返しですわね。
1つ1つのステージを大事にしていきたい・・・そんな気持ちがあって、そうもって行こうと思うンだけど、なかなか、そう行く所もあり、行かない所もありでね。
うーん。
全部をやろうと、やっぱり思ってしまうのよね。
それも、大事。・・・全部出来たら、そりゃあ、良いけど・・・
何だか今日は大人しくまとまってしまった気がしてね。

ホント、難しいなーってね。
共演者のM氏と、公演後に呟きあったのでございました。
残す所、あと3ステージ。
勿論1つ1つを大事にはするけどね。
ちょっと視点を変えてみますわ。

2日目

2003年7月11日
今日は、2日目なのに昼間にゲネをして、2ステ気分でございました。

今日のゲネで、ちょっと役を見失いかけて焦ったけど、何とか本番までに持ち直したって感じかしらね。
本番は心地よく過ごせましたわ。
ああ、良かった。
ホント、今までに無い感情が湧いて来てしまった場合、嬉しい時もあるんだけど、それが台本とか役の意図とかけはなれている感情であった時・・・困るわよね。

今日のゲネはそうだったと思うんだけどもね。
その時感じているものは本物なんだけど、それをやってしまうとその役では無くなってしまう・・・みたいなね。
でも、それが実は正解なんじゃないか?とか思ったりね。
突き詰めて考えているから色々と出て来るのか、それとも集中していないから考えが散漫になっているのか?
とか、どっちだか分からなくなって・・・

ほんと、今日の本番は心地よく出来たけど・・・
明日以降、どうなるか分からない・・・そんな妙な感覚があって今、とっても恐いのね。
だから、もう1度、作品と、そして自分の役と向き合う必要があるのよね。

今日、みんなで解散する前に、あと5ステージ、と言う話が出てね・・・
何時もながら、「始まったばかりなのに、あと5回しかないのね」とか、寂しい気持ちになってしまったわ。

っと、まだ早いかしらね。
ま、色々ありますが、もう、何でも来い、だわよ。
やりますわよ。
そして、もっともっと、先へ行きたいわ。

初日。

2003年7月10日
何とか・・・、本当に何とか、初日が開けましたわ。
色々な現実が見えまして・・・。
それは、好い事、悪い事、色々あるんだけどもね。
でも、なにがあろうと、その瞬間を大事にする、その瞬間に生きると言う部分では、何の違いも無いのよね。

今日感じた事。
分かってはいたんだけどもね、改めて、この作品は皆に愛されてるんだわーってね、大事に大事にされてるんだ、ってね、そう言う事。
今日は今日で、勿論、後悔なんてしないしね。
そんなつもりでやってはいないしね。
でもね、まだ、今日の何倍も出来る余地が有る・・・そう思ったのも事実・・・。

さてさて、気合い入れ直してまいりますわ!

小屋入り

2003年7月9日
いやあ、小屋入っちゃったわねー。
出来上がった装置を見て、ああ、此処でなら生きられる・・・などと、思いました。
何だか恥ずかしい発言ではございますが、でもね、そういう感覚って大事なのでございます。
私にとってはね。

そう思えた事で、昨日まで悩んでいた半分位の事が解消致しましたわ。
単純ねー、ホント。
そして、あと半分は・・・。
明日まで、初日までの時間にかかっております。
初日の舞台で、素敵な時間を過ごす為に・・・。
今夜は寝られるかしら?
本番2日前。
先が見えて来た様な気がした反面、落ち着くのが恐い性格の性か、また悩み始めましたわ。
本質は変わらないんだけど、それを、どの方向で見せて行くかって事。
悩むわー。
これは、時間がかかりそうです。
でも、本番までには答えを出さなければいけないのよね。
その為に、限られた時間を大事にして参りますわ。
ああ・・・
あと何回凹めば良いのでしょうね?
・・・納得が行くまでよね。
勿論ね。
もう・・・切りがありませんわ。

そして明日はいよいよ、小屋入りでございます。

行ける・・・?

2003年7月7日
本番3日前。
今日は、通し稽古を2回致しましたのね。
うわー、とか、思ったけど、2月の時なんて、最後は殆ど毎日2回していたし、3回なんて時もあったのよね。
それに比べたら、少ない方か・・・
にしても、久しぶりに2回続けてやると、やっぱり大変でございますな。

でもね、今日の2回の通しと、家に帰ってからの一人の時間とで、何となく、見晴しが良くなった気が致しますわ。
考えて、考えて、分かった事はほんの僅か・・・だけれども、その僅かが全体を大きく左右するものだったりしてね。
だからこそ、休めない。
もっと、何かがある様な気がして、そしてその何かを見つけられないでいる様な気がしてね。
やり残しは出来ません。
絶対に。
だから、探し続けますわ。

そして、ふと気付けば、今日は七夕でございますわね。
七夕かー。
2人には悪いけど。
七夕には雨が似合うわね。
とか、この歳にして始めて思ったのですよ。

リラックスか?

2003年7月6日
本番4日前。
まだまだ、稽古が足りない、と思う反面、早く本番が来てしまえば良いのに・・・とも思うのね。
早く、舞台で自由になりたい、とか、自由って言うのは、あくまでも、イメージなんだけどもね。
自由・・・存在するって事かしらねー?

でも、それには、まだ、まだ、足りないのよねー。
稽古も勿論だけどもさ、まだ、小さい自分がいてね、一生懸命背伸びをしてる感じなのよね。

で、考えた事。
上だけじゃないのよね、って事。
根をしっかり張らないと、伸びたくても上手くいきませんわね。
明日からは、もっと、力を抜いて、リラックスして参りますわ。
とか言っても、焦ってしまうんだろうけどもさ。
ま、その時は、もう1度力を抜けば良いしね、とかね。

ああ、もう、兎に角、思い付くままに、やれる限りの事をって事。
訳が分からなくなって参りましたわね。
精神分裂気味な最近の私。
あぶないあぶない・・・
本番近いとこれだから・・・ねー。
ま、基本的に丈夫なので、こわれはしないんだけどもね。

さて、明日も勝負、でございます。

最後の休日

2003年7月5日
今日は、昼はダンス公演、夜は芝居、と久しぶりにはしごをいたしましたわ。
両方とも知り合い絡みだったんだけどもね。
そして、両方とも良かったのね。
ああ、本番前の忙しさにかまけて行かない、なんて事をしなくて良かった。
ってね、思いましたのよ。
ほんと、いろんな所で、皆が良いもの作ってる。
何よりの励みになりますわ。
私もそれ以上のものを返そう、ってね、気合いが入りましたのね。
そんな最後の休日、でございました。

スパート中

2003年7月4日
人生は1度きり。
でも、芝居の世界では、その人生を何度も経験しなくてはいけないのよね。
当たり前なんだけどもさ。
1度なら凄いことでも、何度も体験すると、そうでもなくなってくる・・・。
まあ、人間だもの。
そりゃあ、慣れますわよ。
本番が近い兆候ですわね。

そして、大抵は、そこで、止まってしまうもの。
慣れてしまったものを打ち消す様に、常に新しい感覚でやるのが精一杯になってしまうものなのよね。
でも、今回はそれ以上を目指したいのですよ。
慣れてしまう事なんて恐れずに、反復して、いくらでも同じ事を考えて、見つめ直して・・・
その先にあるもっと凄いものを体験してみたいのですよ。

漠然としてはおりますが、
兎に角、やり続けるって事、ね。
明日は最後のお休み。
そして、稽古はあと3日。
もう、あと3日。
いや、まだ3日もある、って事。

まだまだっ!

2003年7月3日
自分の役について・・・
考えても考えても切りが無い位に根が深くて・・・
家で過ごす、そんな1人の時間はね、もう辛くて仕方がなくなりますのね。
ああ、誰か助けてー。
などと、弱音を吐きたくなるのですよ。
でも、こればっかりは、自分で戦うしかないのよね。

昨日の1人の反省会をした結果、今日の通しは今までよりかは少しは先が見えた気がするんだけどもさ、そんなもんじゃ全然足りないのよね。
自分が進めば進む程、ゴールも更に先に伸びて行く様な気が致しますわ。

まだ、役に負けてるのよね。
そして、作品にもさ。

ああ、悔しい。
悔しくて仕方が無いわよ。
自分って、こんなものだったかしら?ってね。
いや、実際、こんなものかもしれない。
でもね、だったら、それ以上になれば良いだけよね。
やるだけ、ですわよ。

現実

2003年7月2日
今日は稽古場にビデオを入れてみましたのね。
何時もの事ながら、自分の芝居の痛い事と言ったら無かったんだけどもさ。
ま、仕様がないわね、事実なんだもの。
ほんと、また今回も同じ事やっちゃってるわー、とかね、思いながら1人で反省会をしたのでございます。

演出から言われていた事を、本当に自分の中でしかやっていない、っていうのかしら?
ああ、合ってるんだけど、違うのね、みたいな?
よく、演出が我慢してたわね、って感じでね。
申し訳ないわ。

ちょっと見せる方向がずれていたみたい。
明日から、起動修正いたしますわ。
でも、そうなると、あそこが変わって、ここがこうなって・・・って事は作り直しか?
あらら?結構変わるわねー。

変えた事で全然違う方向に行ってしまったとしても、やらないよりましよね。
だめだったらまた戻ってやり直せば良いんだからさ。
あと、1週間。
いやいや、何でも出来るって。

休んで御免ね。

2003年7月1日
今日は本番前だというのに稽古をお休みし、ちょっと仕事へ行って参りまして・・・
化粧品のCM撮りだったんだけどね、まさか、自分が化粧品とは・・・ってね、大人になったものだわー、とか思いつつの撮影でございました。
私の相手役の始めてお会いした女優さんにチラシをお渡ししたら、出演者の1人を知っていたりしてね、ほんと、この世界狭いわ、なんてね、そんな感じもしたりしてね。
無事に終了し、お土産沢山頂いて帰ってきたのでございます。

そして、今日、私が休んでいる間に、皆はどれだけ成長したんだろうか・・・とか、かなり焦っておりますが、私には休んだなりの強みが有る筈、などと、何時ものように開き直ってもおりますわ。
とうとう、7月!
本番真近!
ラストスパート、だわね。

6月末日の事

2003年6月30日
今日は稽古は無かったんだけど、オープニング映像の撮影がありましたのね。
ちょっと・・・いやいや、結構芝居絡みのね。

3つ前の作品でもそんなのがあったんだけど、実際、本番では舞台上には出演していない瞬間に、お客様に自分の演技を観て頂いている・・・ことになるんだけどもね、舞台役者としてはホントに不思議な感覚でございますな。

完成が楽しみでございます。

そして、今日の撮影は自分的にかなり、役作りの上でプラスになりまして・・・
今日の感覚が、上手く芝居に乗せられたら・・・などと思っておりますのね。

不器用なのね・・・

2003年6月29日
本当に、何時になったら満足の行く芝居が出来る様になるのかしら?
と思うわね。
ま、満足してしまったらそこで止まってしまうから、こんな悩みは一生続くものなのでしょうが・・・。
ほんと、今日は自分の拙さを痛感致しましたのね。
あそこを立てれば此処が立たずって感じでね。
どうも、1つ・・・やれても2つくらいの事しか出来ない自分に腹が立ちますのね。

そう、そして、今日は、初めての衣裳付き通し稽古でございましたのね。
前回は着物って事でそれもかなり大変だったんだけどもさ、今回はまた違った大変さがございまして・・・。
ああ、本番近し、ねー。
もろもろの事が、どんどんと形になって参りますわ。
自分の芝居以外はね・・・
いやー!!!!
恐ろしいわー。

もっと、もっと、何処までも大きくなりたいわ。
望みは尽きません。

仕事納め

2003年6月28日
今日は、本番前の仕事、最終日でね。
劇場へ・・・そして今日の演目はGロケッツの「天王洲キャッツ」でございました。
見た目可愛くて、とっても華奢な女の子達による、アクロバティックなお芝居、とでも、言うのかしら?
前回来た時は別にどうとも思わなかったんだけどもさ、今年の作品は良かったわー。
台本とか、構成とか、勿論出演者の方々も・・・
明らかに以前からの成長が見えて、びっくり致しました。
あー、こういう事がしたかったんだ、ようやく分かったわ、面白いよ、などと、しきりに偉そうに納得してしまったのね。

そして、良いものをみせられると、悔しくなるのよね。
全然ジャンルは違えども、確実に成長された彼女達のオーラみたいなモノを感じてしまいまして・・・
良い感じで明日の稽古に臨めそうですわ。

通し

2003年6月27日
今日は、後半の通し稽古、と聞いていたんだけど、いきなり、普通の通し稽古が始まりましたのね。
最終稿が出来てからの初めての通し、しかもいきなり、って事で、少々、てんぱりましたが・・・だって、最近は前半の稽古してなかったし、とかでね。
でも、身体は憶えているものね。
形だけは出来るものですな。

この、形だけって言うのが今日のポイントね。
勿論、最終的にもっていきたい所は違うんだけどもさ。
てんぱっているけど、そういう精神状態だと本当に芝居がシンプルになるのよね。
やるべき事、と言うか作業に集中出来るからね。
そして、そうなると、かえって、リアルな感情が浮かんで来たりするのよね。
ああ、これだわー、なんて思う事もありでね。

大事な1歩、でございますわ。


これからは・・・

2003年6月25日
新しく出来た台本が、もう大変で、今日は稽古場で一杯一杯になってしまいましたわ。
って言うか、きっとこのまま、本番までそうなんだろうね、って感じなんだけどもさ。
これで良いのか?とか、半信半疑ながらも、やっぱり、台本が出来てから、作品に両足が乗れた感覚がいたしますわ。
でもまだ、乗れただけなんだけどもね。
後は、進むのみね。
険しい道のりでございますが・・・
さてさて、どうする?私?

出来たのね。

2003年6月24日
遂に台本、最終稿が完成致しまして・・・。
とてもとても、大作になっておりまして、これからこれをどうやってまとめるのか?とかね、果てしない感じの心配をしてしまうんだけどもさ。
でも、やりがいあるわよ。
これは。

そして、稽古も残す所、あと11日となりまして・・・
ええ?マジで?
て感じなんだけどもね。
さ、気合い入れて参りましょう!

秘密

2003年6月23日
今日は、稽古がお休みでね、先週と同じく、折り込みなど行って参りまして・・・。
隣で折り込んでいた女の子2人組みの会話なんだけどもさ。
A「私がさっき言った事、こうやって折り込みしてる時とかに誰かに話さないでね。」
B「うん、気を付ける・・・」
A「いや、気を付けるじゃなくて、ほんと、話さないでね。」
B「あ、うん。」
一体、どんな事を話していたのかしらね?
そして更に、
A「ねえ、誰かの話してよ」
・・・え?
誰かってだれ?とか思わない?
人のうわさ話が好きなの?
って言うか、自分の事話さないで、とか言って置いて、そもそも、話してしまうかもしれない人にその話をしたのは貴女なのに・・・。
そして、そんな事言っておいて、人の噂話、聞きたがるし・・・。
何だか、何でもなく聞こえて、どこか嫌な感じの会話でございましたわ。
それをしっかりと聞いている私もどうかと思いますが・・・
誰にも内緒ね。
みたいな、小学生の頃の女の子同士の関係を思い出してしまいましたわ。
どんなに秘密でも、人にそれを言ってしまった以上、広まるものでございます。
まあ、言えるって事は、大体は広まっても何とかなる内容のものが殆どなんだけどもさ。
内緒だからね、の、その瞬間が楽しいのも事実だしね。
そんなこんなを考えているうちに、作品の事を考え初めたらね・・・
ああ、これかなって思ったのね。
ズバリ正解ではないんだけども、自分の役のキーワードの1つだなってね。
「秘密」、これね、とかね。
全く分かり辛くてスミマセンが・・・。
でも、私にはかなり分かり易いのですよ。
ちょっと、開けた感じ。
ちょっと、彼女達に感謝、でございます。

辛いにゃー。

2003年6月22日
今回の作品で、名に実に波乱万丈な役を頂いているのね。
なので、稽古が終わると、もう、抜け殻の様になってしまうのだけどもさ。
でもね、まだ、片足だけしか入っていない様な感覚は抜けなくて・・・。
こうじゃないでしょ?とか、何かにつけて悩んでおりますわ。

台本の最終稿が、毎日1シーンずつ上がって来ております。
火曜日には完成予定でね・・・。
予定がかなり遅れているのは事実で、焦るけど、自分の芝居が出来ていないのも事実で、これもまた焦るわー。
どうすれば、一体どうすれば?
辛い時期になって参りましたわ。
・・・でもね、またそれも楽しいのよ・・・ってね。
ほほほ。

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