前日

2004年10月26日
本番前日。
今日もまた仕込みの続きとかがございました。
今回、結構仕掛けが多くて、それの仕込みがこれまた結構細かいのでございます。
縫ったり、貼ったり、結んだり・・・地味な作業が延々と続きまして・・・
夕方からは本番通りの稽古が出来るまでになりました。

役者としてはようやく、今回の小屋で言葉を発する事、そして舞台に立つ事に慣れて来ましたわ。
これが良い意味での慣れだと良いのだけれど・・・

慣れる事って、時として作品を殺してしまう事にもつながるからな〜と、思うのですよ。
だから、ホントに良い意味で慣れを使って、良い意味で一杯一杯な・・・そんな不安定な境界の所にいないといけないのよね。
そして、そんな不安定な境界の所にも、何時か慣れてしまう時が来る訳で・・・
それはそれで、つまらなくなっちゃうしね。
とか、本番前のペース配分に、何時も通り四苦八苦しております。

ああ、いよいよ明日は初日。
自分を皆を、作品を信じて、飛び込むしかないのです。
いっその事、今、開けてくれとかも思うけどね。

今回の作品、沢山の方に楽しんで頂けますように・・・。

時間の使い方

2004年10月25日
今日は、スケジュールの上では仕込みの日。
じわじわと仕込み続けては来たんだけど、シュートとかゲージ取りとか、うん、スタッフ様メインの日でございました。
役者は2時入りで、小道具を作ったり衣裳の整理をしたりしつつ、舞台を待つ・・・待つ・・・ひたすら待って、きっかけ稽古になったのが、果たして何時だったのかしら?
兎に角かなり遅くに始まりました。

でもざっとなんだけど、稽古が最後まで行くのが今回の作品の凄い所。
実は今回、55分なのね。
え?とか思うけど、55分なのね。
改めて、今回は短いのねと、再確認。
その短い時間の中に色んなものが詰め込まれているから、物足りないって事はないと思うんだけど・・・
だからこそ、55分の責任、みたいなモノを今日は感じたのでした。
こちらが気を抜くと、ホント、55分なんてあっと言う間に過ぎてしまうもので・・・
それを見ごたえのある55分にするのはやっぱり役者のエネルギーなのよね。
大劇場で、大作を演じるのも難しいけど、小劇場で短編をやるのもかなりの至難の技でございます。

もう1度、作品としっかり向き合わないと、と思いましたわ。
仕込みやらなにやらで稽古が出来ないのは理由にはなりません。
稽古はもう、してきたんだからね。
やっぱり、小屋に入ったら、待ち時間の使い方が勝負のカギだわね・・・。

ダイエー

2004年10月24日
稽古着を忘れて、横浜で買う事に致しましたのね。
何処が良いかしらと、流れ流れてダイエーへ。
色々あるみたいだけど、感謝祭らしく、セール中でございました。
ライオンズの応援歌はなぜか全部歌える私。
中日の「燃〜えよドラゴンズ〜」とか、六甲降ろしとか、その他も何となく知っていたりいなかったり・・・
でも、ダイエーの歌は今年始めてちゃんと聞いたかもしれませんわ。
「いざ行け、無敵のワカタカ軍団〜」
ワカタカ?若鷹?という事よね、ホークス、だもんね。
どうも両国国技館が頭に浮かんでしまう私なのでした。
どうなるんでしょうね、プロ野球・・・
楽天とライヴドアの方は楽天が優勢らしいとか・・・
社長が同い年、というだけで、ライヴドアに頑張って欲しいんだけどね〜、むむ〜。

地震

2004年10月23日
地震・・・
その時私は近所の100均におりました。
棚から商品がバサッ!と落ちたりしました。
ここまで頻繁だと、やっぱり不安になりますわね。
でも、起きる瞬間は誰にも分からないから、大事なのは、起こってからの対処と、それが出来る準備をしておく事なのよね。
なんか、パジャマとかで寝れなくなりそう・・・

私の実家は埼玉なのね。
親からは何時も、「何かあったら歩いてでも帰って来なさい」と言われております。
そうなるのか?果たして?と久しぶりに思ってしまいましたわ。

本番前だっていうのにね・・・。
今日は最後の東京稽古。
最後の稽古らしい稽古だったような気がいたします。

って、ああ、また揺れてる・・・・
何だか恐い・・・

シンプルな事

2004年10月22日
今日、明日と、一旦東京に戻っての稽古。
やっぱり、近い。

今回の稽古場でアップの時に、ポーズゲームというものをするのね。
2人ひと組で順番にポーズを取って行く、お互いに影響されあいながらその時の自分の身体の状態とかを探っていくものなんだけど・・・
これって大学の時からやっていたもので、もう、凄く長い間慣れ親しんだアップなのね。
大学時代は大学時代の、何年か前は何年か前の、そして、今は今の自分がいて、そのつど、ポーズゲームをして参りました。
とてもシンプルな作業なんだけど、組んだ相手の性格とか、自分との相性とかが分かるし、その日の自分の状態の調整もしやすいのよね。

そう、シンプルイズベスト。
シンプルなだけでは物足りないけど、その中に幾らでも色んなものを盛り込めるし、感じ取る事が出来るのが、シンプルなものの良さですわよね。

最近、ポーズゲームの良さ、大事さを噛み締めております。

最近になってやっと・・・・。

ホント、自分で実感するのって、何事も時間がかかりますわね。

盛り沢山

2004年10月21日
昨日は色んな夢をみましたわ。
大学時代の先輩と会った夢、思い出の教室に行った夢、全然見た事もない後輩に会った夢・・・
今回のメンバーが大学絡みだからかしらね?

今日も横浜稽古。
衣裳、小道具、照明、などなど、何となく本番通りで、さらって行く感じでございました。
日々、きっかけが増えて行きます・・・
ホント、今回盛り沢山なのね、色々と。

でも、その盛り沢山なものは、あくまでも演出であって、肝心なのは役者の存在であるとか、エネルギーだと、少し前に演出が言っておりましたが・・・・
そうなのよね、うん。
今は、ただ、色んなものに飲み込まれてしまって、ぎくしゃくしております。
飲み込まれるのではなくて、飲み込んでいかないとね。
うん。
今一度、深呼吸。
落ち着け、私。

事実上、小屋入り。

2004年10月20日
朝、テレビをつけたら、台風のニュースばっかりで・・・
やっぱり来るんだ、と思いながら横浜へ行きましたの。
今の時点から、小屋の仕込みが出来る状態だったので、皆でリノをしいたり、幕を吊ったりして、さあ、稽古、てな感じでぼちぼち始まった頃に・・・やっぱり台風が・・・
って事になり、稽古が終わってしまいましたのね。

稽古をしていたらしていたで、台風なのに・・・って思ったかもしれないけど、帰って良いよ、となると、もうちょっとくらい大丈夫なんじゃないの?とか思ってしまうのは不思議よね。
お陰で、無事に帰宅いたしましたけど。
ま、帰る時に横浜の駅近くに避難勧告の放送車が走っていたから、やっぱり妥当なのかしらね?
今頃横浜は、どうなっているんでしょうね?

今日、久しぶりに、湘南新宿ラインに乗りました。
いやいや、便利、そして心地良い。
東横でも良いんだけど、JRのあの、なんと言うか安定感・・・が良いのですよ。
ああ、お金無いのに乗り続けてしまいそうですわ。

またですねえ。

2004年10月19日
またまた台風ですってね、全くもう・・・
明日からいよいよ、横浜の稽古が増えて参ります。
あと、1週間か・・・
それなのに、台風・・・
電車、止まりません様に。

と言うか、本番もまさか・・・?
此処まで来るとあり得るから恐いわよね、今年の場合。
いえいえ、ダメですよ、そんな事・・・。

全く今年はどうなってるんだろうね、って、何回人と話した事でしょう?
今年の事だけで有ります様に・・・・。

横浜で

2004年10月17日
今日は午後の稽古の後、皆で横浜へ行って芝居を2本、観て参りましたのね。
三条会と、A・C・O・Aですわ。
2つ共、身体の状態とかを物凄く駆使して創られているから、観終わった後にこっちが身体を動かしたくなるくらいの作品でございましたわ。
身体作りは大事ですわね、なんて、改めて痛感したりしてね。

この2つの劇団の公演は、今回私が出演する所も入っているフェスティバルの中の公演なんだけど、順番では次がうちって事になるのよね。
次か・・・うん、って噛み締めつつ・・・。
今日観た芝居のシーンを色々頭の中で思い出して楽しみつつ・・・
また、緊張してしまう私なのでございます。
観に行って良かった。
良い意味で気合いが入りましたわ。
今日は、衣裳合わせがありましたのね。
まあ、そんな時期ですのよ。
今回、装置とかは殆どなくて素舞台に近い状態なんだけど、だからこそ、衣裳の色とか、組み合わせが重要な役割を果たしてまいります。
皆で、あれこれ持ち寄って、フリマ状態の楽しい空間で、段々と皆がそれぞれの役の格好になっていくのは、何回やっても楽しいものですわね。

そして、その後は勿論稽古。
自分の芝居の癖、について考えましたわ。
どの行為までを、どの動きまでを癖というのか?
とか、
動きだけじゃなくて、考え方の癖ってあるな、とか、
癖と、個性との違いとか・・・
・・・突き詰めて行くと、眠れなくなりそうなんだけどね・・・

眠れないと言えば、その後の飲み会で、「羊が一匹」の話題になりまして・・・
あれは、スリープとシープをかけている言葉だから、厳密にいうと、日本語ではあまり効果が無いんじゃないかってね。
そこで、その場で、考え出されたもので、私がヒットしたのは、
「3月1日、また1人。3月2日、また1人・・・」
ってやつ。
毎日1人ずつ増えて行くの・・・。
じわじわと、何かが来るわよね。
眠れるかどうかは別として、眠れない夜にはもってこいの文句のような気がしたのでした。

秋晴れ!

2004年10月15日
金八先生の新シリーズを観て、ああ、金八さんも歳を取ったな〜と、ちょっと切なくなりましたわ。
うわ〜、どうなる?3B?
とか、ハマりそうですわ、今回も・・・。

にしても、今日は良いお天気でしたわね。
洗濯物も乾くし、窓を開けても寒く無いし・・・

昨日の夜、ああ、本番、もうすぐだわ〜、なんて思って1人で勝手に緊張したりしたんだけど・・・
何だか今夜も緊張している私・・・
何でしょう?
夜だから?
ま、この緊張も心地良いのですけどね。
むふふ。

そんな誕生日

2004年10月14日
今日は稽古まで家でのんびりしておりましたの。
そしたら、お昼頃のドラマで、亜細亜系の吹き替えものがやっていて・・・
そういうのとってもうといので、人気番組かもしれないけど、全く気にせず言えば物凄くどうでも良い創りだったんだけどね・・・
週番あたりで凄い台詞があったわね。
「信頼というのは・・・信じられない事を信じる事だ」
・・・・おお・・・とか思ってしまいましたわ。

私が信じている事ってなんだろう・・・とか、もの思いに耽りつつ・・・
「アバウト・シュミット」とか、「おばあちゃんの家」とか、じっくりしたビデオを観たりして・・・・

そして、今日の稽古。
スタジオは昨日で終わったので、今日から何時もの御近所の稽古場へ・・・
やっぱり、慣れた稽古場だと落ち着きますわね。
貧血状態からは何とか脱出いたしましたの。
身体が元気になると、それだけで気持ち良い、色んな感覚が湧いて来る・・・やっぱり、健康第一でございます。

ちょっと前に、キンキンの舞台の本番中に殺傷事件があったけど・・・
色々あったんだろうけど・・・
創る側からその事件を見ると、もう、やりきれなくなりますわね。
何だか辛いわね。

本番を無事に終えられる事が当たり前の様になっているけど、何時何が起こるか分からなく成っている・・・得に最近の世の中・・・
今、自分が稽古に集中していられる事に感謝します。
そして、今回の公演が無事に運びます様に・・・・心から願います。
ガイドの仕事で、また新しいツアーが増えた、増えてしまったお陰で、只今またもやちょっとした試験前状態・・・。
できれば、本番前に長くお休みしてしまう前に合格したいものでございます。
復帰してから試験なんて嫌よね〜。

そして、皆様への公演のお知らせもまだ準備が出来ていなくて・・・そっちの作業もありで・・・
何だか、机に向かっての作業が増えておりますわ。

そして、今日の稽古。
ちょっと貧血気味だったから、時々意識が遠くなりかける瞬間があって・・・此処で、私が倒れたらどうなるんだろう?とか考えたりして・・・
でも、そこで簡単に倒れられる性格だったら今此処にいないな、とかも考えたりして・・・
稽古場の鏡を見た時に凄い顔をしていている自分がおりました。ああ、疲れてるのね〜、認めたくないけど。

やっぱり、睡眠時間か?とかね。
時間を上手く使っていかないとね。

二度寝

2004年10月11日
今朝、早起きして、でも稽古は3時入りだったから、勿論二度寝したんだけど、テレビを付けっぱなしだったから、テレビの内容が夢になったりして大変でございました。
そういう時ってあるわよね。
今朝は、よりによって心霊番組だったから・・・
「さっきまで、そこにこうやって霊が座ってましたよ・・・」
とか・・・そういう夢を見てしまいました。
いや、あれは果たしてテレビで本当にやっていたのか?
とか、恐いけど・・・
ま、そんな朝でございました。

今日の稽古は最後に荒通しがございましたの。
そんな時期なのね〜。
本番まで、あと2週間でございます。

スタジオにて

2004年10月10日
最近、稽古場におにぎりを作って持って行く事が多いのでございます。
買うより、自分で握った方が確実に美味しいからなんだけどね。
今日のおにぎりは、我ながら良い出来でございました。
ポイントは、ごま、でございます。
やっぱり、作り続けると、技術って進歩するんだわ〜と思いましたわ。
公演の差し入れで、〜のお母さまのお手製おにぎり、とかあるんだけど、やっぱり、毎日米を炊いて料理している人が握っているんだもの・・・美味しいはずですわよね。

そんなこんなで、今日は1日稽古。
スタジオにずっとこもっていたから、物凄く疲れました。
すごーく、広い稽古場で、もう、その空間に何かが吸い取られているような・・・そんな感じでしたわね。
自分の持っているエネルギーがこんなにもすぐに無くなるものだって事にちょっと凹みつつ・・・
今回は小屋が小さいから、それに変な所で甘えている部分があるなってね・・・
だからって、芝居を大きくとか、意識を遠くに、とかはたまた声を大きくとか、そんな簡単な所で解決する問題じゃないしね。

色々考えてしまいがちな最近の私ですが・・・もっともっと考えても罰は当りませんしね。
考えても、迷わない事・・・これが最近の私のキーワードでございます。

台風の日に・・・

2004年10月9日
「恋愛小説家」の中の台詞で、
「電車の中や街で、色んな人を観察する。例えば、おばさんだったりサラリーマンだったりする彼等が、ずっと見ていると、ある瞬間から突然輝き出す・・・・そんな時がある・・・その瞬間が好きだ」
みたいなのがございましたが・・・
今回の稽古で、たまにその言葉を思い出しますの。

良く、「今日電車の中でこんな人がいてさ・・・」とか話すじゃない?
そんなちょっと人に話したくなるような瞬間が、今回の作品の中には沢山ございます。

てな感じで、物凄い台風に巻き込まれながら、夕方、稽古場からガイプロへ・・・
傘、当たり前のように曲がりましたわ。
小学校以来かも・・・
キャプテンの精算会だったんだけど、皆、事務所に来るまでにびしょびしょになっていて、ストックしてある衣裳に着替えたりしておりました。
私も勿論、毛布とか巻いたりしたんだけど・・・
お陰で只でさえ物が多いのに更に散らかった事務所。
倉庫が欲しい所でございます。

で、精算会の後は飲み会へ・・・
前回の客演様3人もいらっしゃってくれて・・・ありがとうございました。
今回何と、劇団員が2人増えましたの。
そして、スタッフ様も1人。
おめでたい事でございます。

と色んなモノを噛み締めながら、お気に入りのお酒「神亀」で一杯、でございました。

三人姉妹

2004年10月8日
観て来ましたの〜。
きっとこの「三人姉妹」はかなり王道路線なんでしょうね。
斬新な事、新しい事、今の時代に合わせた魅せ方とかが無くて、只忠実に台本を基に、伝統を基に創られている印象を受けましたわ。
でも、だからって、全然古くない所が凄かったわね。
その瞬間、目の前で起こっている事が今、そのものなのですから。
観る前に台本を読み返していて、此処ってどういう解釈でやるんだろうか?とかいう所が結構あったんだけど、今日、それが全てクリアになりまして、すっきり致しました。

やっぱりチェーホフはロシア人の物語りなんだな〜とも思ったりしてね。
何処の国の言葉であっても素敵に出来るんだろうけど、原語の良さってものがあるしね〜。
あと、結構、その芝居はどうかと・・・みたいな所も、ロシアの人がやると、そうかも・・・って思えてくる強みもあるのよね。
今稽古している芝居がアメリカものだから、ま、テーマは世界共通だから良いとしても・・・出来る事なら英語でやりたいって思ってしまいましたわ。
翻訳劇をやる場合、そういう、国の壁、文化の壁があったりするけど・・・
でも、昔、今回の演出が「外人の役をやるのも、日本人の役をやるのも、自分以外の人物をやると言う意味では一緒だ」とも言っていたのを思い出しますわね。
だから、今、やれているんだけどね。

兎に角色んな事を考えさせられる作品でございました。
ああ、観に行って本当に良かった〜。

マーシャとヴェルシーニンの別れのシーンが絶品でございました。
正に、ブラボー!でございます。

私は猿です

2004年10月7日
共演者のK嬢に動物占いのサイトを教えてもらって、私の動物を見てみました所・・・
猿でしたの。
うん、昔見た時も確かにそうだったわね。
2種類あって、そのどちらにも、「怒りや我慢を溜め込んで、いきなり爆発させてしまう所があるから、こまめに人と話をすると良いでしょう」みたいな事が書いてありましたわ。
そうか?私ってそうか?
そうかもしれない・・・
暗いからな〜、私。
あと、向いている職業にどちらも「役者」とは書いていないの。
そうか?私ってそうか?
そうでも無いでしょ?
と此処は開き直る所でございますわね、うん。
向いていない人には向いていない人なりの役者の道があるのでございます、なんてね。

なんでしょうね〜。
占いって、なんで見ちゃうんでしょうね。
毎朝、目覚ましテレビで「今日の占いカウントダウン」をかかさずチェックしてしまったりするもんね。
でも、見た時は一喜一憂するんだけど、いざ出かけた先でその占いの結果が頭をよぎる事が殆ど、いえ、全く無いのも事実・・・
なんででしょうね〜?

今、日本にロシアのマールイ劇場が来ております。
前から凄く観たかったんだけど、稽古もあるし、どうしようなんて考えていたら、知り合いの方から「カモメを観て来たけど最高だった」とメールを頂き、我慢が出来なくなりましたの。
何とか「三人姉妹」を観る方法は無いかと考えて・・・
稽古の隙間を見つけて行く予定。

なので、今日は「三人姉妹」改めて読み返してみましたわ。
面白いわね、やっぱりチェーホフは・・・
ドキドキするもんね、読んでいるだけで。
ああ、その日が楽しみでございます。

聖書

2004年10月6日
ヤフーが何とかでかんとかで・・・で、私のサイトのトップのカウンターが壊れましたの。
って言うのも、今日、共演者のT氏に聞いて気付いたんだけど・・・
プチショックなのはなぜかしら?
ま、消えたものは仕様がないんだけどね。

今日は私の勘違いで、稽古場に2時間も早く着いてしまったのね。
なので、稽古場近くの図書館へ行きましたの。
最近気になっていたキリスト教のコーナーで、「新約聖書入門」を読みました。
全部読んだ訳じゃないんだけど、「右手がした事を左手に気づかれるな」みたいな言葉がございました。
人ってね、どうしても他の人に誉めてもらいたいって思っちゃうんだって、実際そうだと思うんだけど・・・でも、悪い事をした時って絶対に隠すでしょ?「私は物を盗みました」とか言わないでしょ?
でも、良い事をしている自分の事は人に知ってもらいたい、誉めてもらいたいのよ。
でもでも、そんな事は神様が全部御存じなのだから、良い事は人に気づかれない様にすれば良い、人には勿論、自分の右手がした事を左手に気付かれないくらいにひっそりとするものだ、って意味らしいのね。

神様を信じるか信じないかとか、そういう事ではなくって、何だか、そうやって物事を考えるのって素敵な事だわ、って妙に癒されてしまったのですよ。

その本によると、聖書っていうのは、読む人が今の自分をぶつけて読むもので、読む時期や読む人によって、無限の種類の聖書が生まれるのですって。
確かにそうだと思うわね。

その時のその人の聖書があるように・・・私も今の、今だけの自分でいたいと・・・今日はそんな事を思ったのでした。

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