ひたすら・・・

連日、浴衣での稽古。
和モノですからね。
にしても、風情からすると涼し気な浴衣が、こんなにも暑いものだったとは・・・
少し動くともう、ジワリと汗が出て参りまして・・・
ひと踊りしようものなら、もうダーっと、てな感じでございますわ。

胸元に、扇子と手ぬぐいを仕込みつつ・・・気分だけはその気になって稽古に励む毎日でございます。
いやいや、役者たるもの、その気にならずしては何も始まりませんわね。
はい。
その気になると言えば、私の今回の役。
とても悪い女なのですが、これが難しいのですわ。
一言に悪いと言っても色々あるからね、どうやったら、どう考えたら、どう悪くなるか？そもそも悪いってなによ。
とか考えてしまうのですわ。
「色々考えるうちに、疲れてとろとろとまどろむ」って言う設定があるのだけど、まさにその状態、そこだけは分かるわ〜、と言った感じね。

今日は作品の前半部分をだ〜っと通しまして、流れを把握したのだけどね、まだ前半か〜、ってね。
まだまだ、まだまだ過ぎて、先が見えない。
見えた時に猛ダッシュがかけられる様に、今はひたすらお稽古。
もう、当たり前だけど、それだけ。