三人姉妹

2004年10月8日
観て来ましたの〜。
きっとこの「三人姉妹」はかなり王道路線なんでしょうね。
斬新な事、新しい事、今の時代に合わせた魅せ方とかが無くて、只忠実に台本を基に、伝統を基に創られている印象を受けましたわ。
でも、だからって、全然古くない所が凄かったわね。
その瞬間、目の前で起こっている事が今、そのものなのですから。
観る前に台本を読み返していて、此処ってどういう解釈でやるんだろうか?とかいう所が結構あったんだけど、今日、それが全てクリアになりまして、すっきり致しました。

やっぱりチェーホフはロシア人の物語りなんだな〜とも思ったりしてね。
何処の国の言葉であっても素敵に出来るんだろうけど、原語の良さってものがあるしね〜。
あと、結構、その芝居はどうかと・・・みたいな所も、ロシアの人がやると、そうかも・・・って思えてくる強みもあるのよね。
今稽古している芝居がアメリカものだから、ま、テーマは世界共通だから良いとしても・・・出来る事なら英語でやりたいって思ってしまいましたわ。
翻訳劇をやる場合、そういう、国の壁、文化の壁があったりするけど・・・
でも、昔、今回の演出が「外人の役をやるのも、日本人の役をやるのも、自分以外の人物をやると言う意味では一緒だ」とも言っていたのを思い出しますわね。
だから、今、やれているんだけどね。

兎に角色んな事を考えさせられる作品でございました。
ああ、観に行って本当に良かった〜。

マーシャとヴェルシーニンの別れのシーンが絶品でございました。
正に、ブラボー!でございます。

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