別れの時が・・・

ああ、難しい・・・
何処をどうしようか・・・問題がありすぎて・・・自分の役が掴みきれていない状態でございます。
勿論、人なんて誰でも掴み切れないものだけどもさ・・・

自分の拙さにかなり腹を立てつつ・・・今日の稽古も終わりましたわ。

そして、その後は、元劇団員のo氏が東京を離れると言う事で、軽くお別れ前夜祭みたいな飲み会が開かれましたのね。
この方とは、私が劇団子に入る前から踊りを教えたりして知り合っていて、そして勿論、私の劇団子第1作目から共演していて・・・4本、同じ舞台に立った仲間でございます。
その人が私の目の前で、満面の笑みでお酒を飲んでいる姿に・・・今までの色んな事が思い出されてしまって・・・楽しかったんだけど、少し切なかったのね。

自分の夢を果たして、遠い所へ行ってしまうその人と・・・そして、今も劇団に残っている、自分との精神的な距離・・・
あの頃の気持ちはそのままつながっているのに、開いてしまう・・・どうしようもない物理的な距離・・・
その距離感を、どーんと目の前に置かれた・・・そんな感じが致しましたわ。

仕方が無い、いつまでも仲間が近くにいてくれるなんて、そんな事はあり得ない・・・
絶対なんてあり得ない・・・
って頭では分かっているのに、やっぱり離れるのは寂しいものです。

でも、私には私の道があるんだと、その人に負けない様にその道を歩くんだと・・・
今日も感慨に耽ってしまいましたわ。

ああ、年を取ると、出来事が深い・・・
それだけの長い人生を送って来たんだわ〜と実感致します。

さて、これから今日の稽古の自宅反省会を致しますわ。