立て！

本番が終わってそろそろ、1週間ね。
沢山休みを取っていたり、風邪をひいたりしていた性か、何時もの公演後よりも、緩やかに過ごせていたんだけれどもね。
昨日から劇場に復活、そして、明後日からは、ツアーの仕事も復活って事で、段々ともう一つの現実の方に身体が移項し始めている今日この頃・・・。

この、切り替わる時期っていうのが、「ああ、本当に終わったんだ」と実感する時期でも有るのよね。
本番直後よりかは、冷静になって、今回の作品の事を考えて・・・そして、芝居、プライベート全て含めた上での自分と直面し直した時・・・
色んなものに、押しつぶされそうになるのよね。

本番前とか本番中とかも、有る意味押しつぶされそうなんだけどもさ、それは、目の前に公演と言う目標がいてくれるから、方向だけは分かる訳。

でも、終わった後の、この何とも言えない「さあ、行って来い！」みたいな、野放しにされた感覚って言うの？これにはやっぱり、戸惑いますわね。
しかも、今回は何時も以上に・・・。
やっぱり、4ヶ月も芝居してた性ね・・・。

ふと、周りをみると、仲間や知り合いはいるんだけど・・・。
今は、その人達がとても、遠くにいるような気がして（あくまでもイメージ映像ね）、気分は大草原とか、大海原に独りぼっち・・・そんな感じなのですよ。

ああ、また私の妄想癖が始まってしまった様だわー。
でも、この状態を決して悪い状態とは思わないんだけどね。
何時か分からないけど、次にやって来るであろう想像も付かない位の試練の為の試練の時期？とでも言うのかしらね・・・

今は只、何も分からず、ホント只、恐いんだけどもさ、それでも、そんな自分でもやれる事・・・それはね、何でも良いから、自分の足でしっかりと「立つ」事、なのね・・・。
なーんて事を、考えてみたのですよ。

あらら、やっぱり、暗いわね、私。
でも、ありアリ！