ピアノ
2002年6月12日私の人生で、ピアノについてちゃんと考えた時って数える程しかないのね。
小学校に入学した頃、母親に、習えば?って言われて死ぬ程拒否した時。
何時だったかそんな母親がリチャード・クレイダーマンにはまり、家で常に彼の演奏が流れていた時。
高校入試をバイオリンで受けて、それの課題にピアノがあったから仕方なく練習していた時。
大きい所でそのくらいな訳。
そんな私が、始めて?多分始めてのピアノリサイタルに行って来たのね。
言い出したのは父なんだけど、時間もちょうど合うし、一緒に出かけるのも久しぶりって事で、母も一緒に3人で行った訳。
私はピアノの事は良く分からないし、と言うか全くのしろうとだし、絶対に自分からは行かないだろうから、これを逃したらもう一生行かないかも、って言うのもあったんだけど、でも実はそれ以上に行こうと思った理由っていうのがあったのね。
それは、梯 剛之(これでカケハシタケシと読むらしいのね)さんのリサイタルだったからなんだけどもね。
この人は1歳の時に小児ガンで全盲になっちゃって、健常者と同じ学校に入れない事に納得のいかなかった彼の両親がウイーンに留学させて、色んな所で賞をとって、現在ウイーンに在住で、世界を又にかけて活躍中・・・というかなりの経歴を持っている25歳の人なのね。
前にドキュメンタリー番組で彼の事を見ていて、そんなこんなで、ああ、あの人ね、じゃあ行ってみようかな?そんな感じだったのね。
梯さんが全盲だからとか、若いからとか、そんなこんなで評判になっているって事もあるのかもしれない。現に私がリサイタルに足を運んだ理由がそれだったからね。
でも、どんな理由にせよ、集まったお客にどんなものを聞かせるかが勝負な訳だから、席に座ってからはそれを期待して開演を待っていたのね。
何度も言うけど、ホントに私はしろうとで、真面目にピアノ演奏を聞いた事なんて今回が始めてってくらいで、例えて言うなら、友達に誘われて始めて芝居観に来た高校生レベルな訳ね。
だから、詳しい事なんて言えないんだけど、一言で言うと、とっても素敵な演奏だったのね。
前の席のオバチャンが帰り際に言っていたんだけど、「なんか、オーケストラみたいね」ってね、正にそんな感じの演奏だったのね。
楽器は1つで演奏者も独りなのに、色んな音が聞こえて来るのね。
それがまた、話し言葉の様に聞こえるのよ。
ピアノ演奏を通り越して、彼の存在そのものだったわね、あれは。
だからさ、良いものってさ、境界がないのよね。
たまたま好みでジャンルがあるだけでさ。
私もああいう、一線を越えた芝居が出来たらな、ってね、思ったわよホント。
小学校に入学した頃、母親に、習えば?って言われて死ぬ程拒否した時。
何時だったかそんな母親がリチャード・クレイダーマンにはまり、家で常に彼の演奏が流れていた時。
高校入試をバイオリンで受けて、それの課題にピアノがあったから仕方なく練習していた時。
大きい所でそのくらいな訳。
そんな私が、始めて?多分始めてのピアノリサイタルに行って来たのね。
言い出したのは父なんだけど、時間もちょうど合うし、一緒に出かけるのも久しぶりって事で、母も一緒に3人で行った訳。
私はピアノの事は良く分からないし、と言うか全くのしろうとだし、絶対に自分からは行かないだろうから、これを逃したらもう一生行かないかも、って言うのもあったんだけど、でも実はそれ以上に行こうと思った理由っていうのがあったのね。
それは、梯 剛之(これでカケハシタケシと読むらしいのね)さんのリサイタルだったからなんだけどもね。
この人は1歳の時に小児ガンで全盲になっちゃって、健常者と同じ学校に入れない事に納得のいかなかった彼の両親がウイーンに留学させて、色んな所で賞をとって、現在ウイーンに在住で、世界を又にかけて活躍中・・・というかなりの経歴を持っている25歳の人なのね。
前にドキュメンタリー番組で彼の事を見ていて、そんなこんなで、ああ、あの人ね、じゃあ行ってみようかな?そんな感じだったのね。
梯さんが全盲だからとか、若いからとか、そんなこんなで評判になっているって事もあるのかもしれない。現に私がリサイタルに足を運んだ理由がそれだったからね。
でも、どんな理由にせよ、集まったお客にどんなものを聞かせるかが勝負な訳だから、席に座ってからはそれを期待して開演を待っていたのね。
何度も言うけど、ホントに私はしろうとで、真面目にピアノ演奏を聞いた事なんて今回が始めてってくらいで、例えて言うなら、友達に誘われて始めて芝居観に来た高校生レベルな訳ね。
だから、詳しい事なんて言えないんだけど、一言で言うと、とっても素敵な演奏だったのね。
前の席のオバチャンが帰り際に言っていたんだけど、「なんか、オーケストラみたいね」ってね、正にそんな感じの演奏だったのね。
楽器は1つで演奏者も独りなのに、色んな音が聞こえて来るのね。
それがまた、話し言葉の様に聞こえるのよ。
ピアノ演奏を通り越して、彼の存在そのものだったわね、あれは。
だからさ、良いものってさ、境界がないのよね。
たまたま好みでジャンルがあるだけでさ。
私もああいう、一線を越えた芝居が出来たらな、ってね、思ったわよホント。
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